こんにちは、働くニートおにぎりパンです。
6月に伊豆半島を回った際に、伊豆半島の堂ヶ島を観光してきました。
この記事では、遊覧船ツアーを中心に、堂ヶ島周辺について紹介していきます。
本記事は以下のような人に向けて書いてます。
静岡県の観光地を知りたい
伊豆半島の観光地を知りたい
堂ヶ島へのアクセス・駐車場情報が知りたい
堂ヶ島の所要時間や回り方を知りたい
それでは行ってみよう!!
~目次~
堂ヶ島とは
堂ヶ島は静岡県賀茂郡にある景勝地です。
その景色の美しさから「伊豆の松島」と呼ばれることもあります。
※松島:宮城県の景勝地。京都の「天の橋立」、広島の「宮島」に並び日本三景の一つに数えられる。
もともと海底火山だった土地なので、それ由来の特殊な地形や地層を楽しむことができます。
また、伊豆半島全体が温泉地として有名ですが、堂ヶ島も多分に漏れず温泉地として有名です。
堂ヶ島の見どころは?
堂ヶ島の見どころは何と言っても地球が生み出した特殊な地形です。
ここでは、堂ヶ島で見られる面白い地形と、それを楽しむためのフェリーを紹介します。
国の天然記念物にも指定された洞窟「天窓洞」
(じゃらん「堂ヶ島天窓洞」より)
波の浸食でできた洞窟の天井が崩れて、天井に穴が洞窟が出来上がった、それが天窓洞です。
この天窓の開いた洞窟は「堂ヶ島天窓洞」の名称で国の天然記念物にも指定されており、景勝地としての堂ヶ島を代表する天然の観光スポットとなっています。
天窓洞は遊覧船に乗って海上から洞窟内に入り洞窟内から天窓を眺めることができます。

▲フェリー上から撮影した洞窟内の写真。あいにくの曇天でしたが、晴天時には天窓から光が差し込み、より美しく神々しい空間となります。

▲洞窟内から見える天窓。晴天時にはもちろん青空を拝むことができます。

▲曇天でも洞窟内の海水は非常に透き通ています。ここに天窓を通して光が注ぎ込む様はさぞ美しいことでしょう。
このほかにも、天窓を囲むように遊歩道が敷かれているため、外から穴をのぞき込むこともできます。

▲外から見た天窓洞。時間他合えば、天窓洞内に進入したフェリーと鉢合わせることもあります。
干潮時に道ができる「三四郎島」

堂ヶ島のもう一つの有名スポットは非常に珍しい地形、タイダル・アイランド「三四郎島」です。
三四郎島は、象島、中ノ島、沖ノ瀬島、高島の4つからなる島の総称ですが、潮の満ち引きで中ノ島と沖ノ瀬島がくっついて、象島、中ノ島、高島の3つの島になったりする不思議な島です。
しかも、これだけではありません。
この三四郎島は世界的に見ても非常に珍しい、タイダル・アイランドという地形になっています。
タイダル・アイランドとは満潮時には島になっているのですが、潮が引いたときに、陸と島をつなぐ道(トロンボ)が現れ、歩いて島を渡ることができるという非常に特殊な地形です。
干潮時には陸に一番近い象島との間に、道ができて島に歩いて渡ることができます。

▲象島へ渡る道。
しかもこの現象、毎日起こるわけではないというのがみそです。
島への道ができるのは3月から9月の日中、2時間程度しかできません。
しかも、3月から9月の間でも道ができない日もあります。
そのうえで、天候や海の荒れ具合次第では渡れなかったりします。
どうしても三四郎島への道を歩きたいという方は、以下のサイトに潮位の予想表(2019年版)が出ていますので、堂ヶ島周辺の天気と合わせて事前に確認してください。
また、堂ヶ島のフェリー乗り場周辺でも、三四郎島へ渡れるかどうか、何時に道ができるのかの案内をしていますので、現地に行ってからでも情報を確認できます。
三四郎島対岸へは、堂ヶ島のフェリー乗り場から徒歩10分ほどで、行くことができます。
車で行く場合も、周辺にいくつか無料駐車場がありますが、数は多くはないので、フェリー乗り場の道路を挟んだ対面にある「加山雄三ミュージアム」に車を止めて歩いていくのがいいでしょう。
三四郎島への道(トロンボ)はあくまでも自然現象であり、確実に見れるものではない点、悪天候での海は非常に危険である点を踏まえて、観光してください。
堂ヶ島に来たならフェリーに乗ろう!
これまで、堂ヶ島の見どころを紹介してきましたが、堂ヶ島を満喫するには、フォリーに乗ることは絶対条件です。
本項目頭で紹介した天窓洞を満喫するためにはフェリーで洞窟内に入っていくのが一番です。
ここでは、堂ヶ島から出ている観光フェリーについて紹介します。
堂ヶ島の観光フェリーは以下の4つのコースに分かれています。
・洞くつめぐり
・堂ヶ島クルーズ
・千貫門クルーズ
・ジオサイトクルーズ
いずれのコースでも天窓洞は通るので、どのフェリーを利用するかは自身の財布事情と時間に相談して決めてください。
洞くつめぐり
洞くつめぐりは天然記念物「天窓洞」のみを楽しむコースです。
一番お手軽で運行本数も多いので、これに乗っておけば間違いないと思います。
料金:大人1200円 / 子供600円 / 団体(15名以上)1080円
※障害者割引あり(5割引き)
運行間隔:10~15分で随時運航
運行時間:8:15~16:30
※季節によって変動あり
所要時間:20分
堂ヶ島クルーズ
天窓洞だけじゃなく西伊豆の海を体感したいという方は堂ヶ島クルーズを利用するといいでしょう。
天窓洞だけでなく、西伊豆の海を簡単に案内してくれます。
天気が良ければ富士山を眺めながらのクルージングを楽しめるコースです。
料金:大人1700円 / 子供850円
運行時間
所要時間:25分
千貫門クルーズ
西伊豆の海と海底火山からできた伊豆半島の特殊な地形の数々、むき出しの地層など、自然が作り出したパノラマを満喫したいという方は、千貫門クルーズを利用しましょう。
高速船に乗って堂ヶ島のド迫力の大地と海を50分かけて巡るツアーです。
最後には天窓洞へも行きます。
私はこのツアーを利用しました。
あいにくの天気で富士山を見ることこそ叶わなかったですが、非常に満足度の高いクルージングを楽しむことができます。
料金:大人2300円 / 子供1150円
運行時間
所要時間:50分
ジオサイトクルーズ
土曜日のみ運行される専用ガイドが付いた特別便がジオサイトクルーズです。
伊豆半島の成り立ちから、堂ヶ島で見られる不思議な地形、地層などを専属ガイドがリアルタイムで解説しながらクルージングする特別ツアーです。
料金:大人1900円 / 子供1100円
運行時間:土曜日12:00のみ
所要時間:50分
堂ヶ島の所要時間は?
私の場合は、2時間半ほど堂ヶ島で時間を使いました。
私が堂ヶ島でやったことは、以下の通りです。
・フェリー乗り場周辺を遊歩道で散策
・千貫門クルーズを利用(50分)
・三四郎島への道(トンボロ)を散策
・加山雄三ミュージアムの休憩スペースで一休み(10分)
割と堂ヶ島周辺を満喫したほうだと思います。
これとは別に堂ヶ島温泉や加山雄三ミュージアムを利用する場合は+αの時間を考慮する必要があるでしょう。
アクセス・駐車場
アクセス
公共交通
・伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス松崎行きで70分
・伊豆急下田駅から東海バス堂ヶ島行きで60分、堂ヶ島下車
車
新東名高速道路「長泉IC or 沼津IC」→東駿河湾環状道路「函南IC or 塚本IC」→伊豆中央道「月ヶ瀬IC」→国道136号土肥→堂ヶ島
駐車場
加山雄三ミュージアムの大型駐車場を無料で利用することができます。
基本情報
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町
定休日:年中無休
営業時間:8:15~16:30(フェリー運航)
料金:フェリー代(1000~2500円ほど)
アクセス:アクセス項参照
駐車場:大型無料駐車場有
所要時間:2時間半
まとめ
伊豆半島の観光地「堂ヶ島」についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
非常に美しい景勝地でありながら、学術的にも非常に貴重な地形がとても多い場所なので、どなたが行っても楽しめる場所だと思います。
死ぬまでに一度は訪れておいたほうがいいでしょう。
私もいつか晴天を狙って駿河湾から眺める富士山と神秘的な天窓洞にリベンジしたいと思います。
ではでは~ノシ