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映画「さんかく窓の外側は夜」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

先日「さんかく窓の外側は夜」という映画を観てきました。実は私、映画を見るときは下調べはほとんどせずに、映画CMが面白そうかと映画ドットコムの点数がどんな感じかくらいしか見ないのですが、本映画、完全に1/29公開の「名も無き世界のエンドロール」だと勘違いして映画を見に行きました。思ってた映画と違うと気づいたのは映画が始まってからで、ずっこけそうになりました。

ということで本記事では映画「さんかく窓の外側は夜」についての感想を書き連ねていきます。

大きなネタバレは書きませんが、一応ネタバレを書く際は白文字で見えないようにしとくので、ネタバレ部分を読みたい人は記事の該当部分をドラッグしてください。

映画「さんかく窓の外側は夜」のあらすじ

 

あらすじ

書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、康介は書店にやって来た除霊師・冷川理人に勧誘され、一緒に除霊の仕事をすることに。刑事・半澤から1年前に起きた連続殺人事件の調査を依頼された2人は、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていた。真相を探るうち、彼らは自殺した殺人犯の声を度々聴くようになり……。

 

 

「さんかく窓の外側は夜」映画ドットコム

 

原作はクロフネコミックスという媒体から出ている漫画らしいです。

映画を見ている途中くらいから漫画っぽい設定だなと思ってみていましたが、漫画でした。 細かい感想は次の項目で書いていきますね。

 

映画「さんかく窓の外側は夜」の感想

全体的に中途半端な作品

私が勝手に映画の内容を勘違いしていた節もあるのですが(完全に私のせい。詳細は冒頭あいさつ読んで)、なんか、全体的にボヤっとしたような印象を持ちました。

ジャンルとしては限りなくサスペンスに近いサスペンス・ホラーになるのだと思います。ホラー要素はほんのちょっと雰囲気があるくらいで、びっくりする場面は皆無なのでホラー映画が苦手という人でも余裕で観れます。あとはBL要素もまぁ、なくはないですけど、「うん。まぁ。」くらいですね。

個人的にはちょっと旬な要素を少しずつ取り入れてみました感があって、あまり好みではないです。もっと尖った作品にしたほうが好みですね。万人受けを狙って、誰からも相手にされない作品が出来上がってしまった感が否めませんでした。あまり積極的におすすめはしない作品かな~という感じです。ほかにも面白い作品はたくさんあるので。

 

基本設定は面白い!

基本設定は「霊が見える男」と「霊が払える男」がタッグを組んで除霊の仕事に当たるというものなのですが、この設定は面白いですね。多くの類似作品は一人で霊を見て、一人で除霊もしちゃうので。いても助手的な立ち位置の人くらいなのですが、本作では、互いが互いの弱点を補う形で霊と向き合っていくというのは非常に面白いアイディアだったと思います。

個人的にこう感じたということを文章化すると、三角の眼鏡は型月厨の私からすると月姫の主人公の眼鏡ですね。違うと言われても、重度の型月厨の私からするともう「直死の魔眼」を抑えるあの眼鏡にしか見えなくなりました。また、タッグで除霊で事務所があるという雰囲気から「モブサイコ100」も連想しました。綺麗でまじめなモブサイコ100って感じ。

一方で、そのほか色々出てくる「そういった能力」的な設定が少し雑に感じました。原作ではもっとちゃんと描かれているんですかね?細かい点はネタバレを含むので以下のボックスをドラッグしてください。

ネタバレ注意(読みたい方はドラッグしてね)

「霊を視る」、「霊を払う」という設定は本作の基盤になるわけですが、主人公の三角は冷川に出会ってから霊の声を聴いたり、霊の経験を見るという体験をします。これは「視る」という能力に特化した三角の能力なのか、霊に触れると起こる当たり前のことなのか?と設定がどうなっているのかが気になりました。冷川は三角に出会う前から除霊探偵業みたいなことをしていたようなので、おそらくああいう霊の声を聴いたり、経験を追体験するような効果は、三角の能力ではなく霊に触れることで起こる現象なのでしょう。そうでないと、冷川の探偵業が成り立ちません。三角の能力を前提にした探偵業なら三角と出会ってからその方面の仕事をするはずです。また、三角と冷川が互いに互いの過去を視てしまっていることから、作中で言われている「魂」同士が触れ合うことで、そういった互いの記憶を覗き見ることができるのでしょう。おそらく、霊においてもこれと同じことが起きて、魂のふれあいを通じて記憶の共有がなされているのではないでしょうか?(あってますかね??)

しかし、一方で三角は冷川から魂を縛られるという枷を与えられます。冷川曰く「三角君の魂はあまりに無防備だから、僕だけのものにしようと思った」と言っており、非浦英莉可曰く「あなたの魂は縛られていて触れられない」と言っています。しかし、非浦恵梨香とは三角の記憶の場面で対峙できていることから、魂に触れるまで行かなくても、ああいった精神世界に干渉しあうことができるのでしょう。

なんか、その辺の超能力の設定が少し雑に扱われ過ぎているのではないかと思います。

そのほかにも、黒幕となるある宗教団体の教祖様がいるのですが、本作ではほとんど取り上げられることなくその目的も明かされませんでした。尺の都合や、前半は非浦恵梨香という人間がラスボスであると認識を誘導するために出ないことを考えると、納得ではあるのですが一本の映画として描くなら、その辺についても言及が欲しかったです。もしかしたら原作でもあだ明かされていない内容なのかもわからないですが。。。

映画の引き方も続編を予感させるような造りで、あえて情報を全部出さないという意図が感じられましたが、こういったヒットすれば続編の可能性もあります。みたいなスタンスが全体的に中途半端な作品にしてしまったのではないでしょうか?マーケット戦略としては理解できますが、そんな中途半端なできで、ヒットを飛ばせるとでも思っているのか?と若干怒りがわいてきました。

映画後半はテンポが悪い

映画前半はかなりテンポよく話が進み、謎が謎を呼びながらも、徐々に謎が解明されていくというなかなかいい出来だったと思います

一方で、後半になると途端にテンポが悪くなり、話が全く進まなくなり集中力が途切れてしまいました。特にとある部屋に入ってからのテンポの悪さは顕著で、もう少し何とかならんかったんか?と思いました。

また、その部屋も本作の物語の中核となる部屋でもあるわけですが、おどろおどろしさを表現したいのはわかりますが、もう少し頑張れなかったのかな?と思います。なんか、私が昔見たパロディAVのセットみたいな感じのクオリティでした(さすがにそこまでひどくはありませんでしたが)。そのセットのクオリティも相まって、シリアスなシーンなのにちょっと面白く感じてしまったのは私だけではないはずです。その点、「えんとつ町のプペル」は映像くらいしか褒める要素はない作品でしたが、その映像に関しては本当に完成度が高かったと思います。物語終盤の雲の中シーンなんかは、本当におどろおどろしさ、異次元感、人間のいるべき空間ではない感が非常に良く表現できていたと思いました。

それに加え、物語終盤に冷川のトラウマに触れるシーンがあるのですが、そこも少し冗長かなぁと思いました。このシーンの構造的には映画冒頭のシーンときれいに対比になるように作られてはいるのですが、なにぶんテンポが悪いので眠たくなるんですよね。

役者の演技はGood!!

割とボロクソに言ってますが、役者さんの演技はよかったです。

特によかったと思うのは半澤刑事を演じた滝藤賢一さんと、非浦恵梨香を演じた平手友梨奈さんはよかったですね。

滝藤さんは物語上も非常においしいポジションにいることもあって、映画上では輝いてましたね。あまり主役を演じている印象はない役者さんですが、今回のようなカッコいい役からどうしようもない情けない役までオールマイティにこなす、素晴らしい俳優さんだと思います。

また、平手友梨奈さんは私は一切知らなかったんですが、もと欅坂46のメンバーだったんですね。映画としては2018年公開の「響 HIBIKI」で主演をされていた方ですね。「響 HIBIKI」は存在は知っていましたが、映画を見ていなかったので、私は平手友梨奈さんを今作で認知した形となります。正直私は好みではないので、あまりかわいいとは思わなかったのですが、なんか不思議な雰囲気と魅力を持った女優さんという印象を受けました。個人的にはちょっと気になる女優さんですね。

また、原作コミックからそうなのですが、無理のないビジュアルで役者さんの色を非常に良く引き出せていたと思います。少年漫画に顕著なのですが、原作の無理のあるビジュアルを実写で再現しようとして、面白い絵面になることがよくあるので、そこを回避しただけでも個人的には褒めてあげたい。まぁ、原作からそんな奇抜な格好の人はいないみたいですがね。

まとめ

映画「さんかく窓の外側は夜」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

基本設定は面白いと思います

役者さんは非常に良かったです

気になった点

前半に比べて後半のテンポの悪さが非常に冗長に感じる

基本設定はいいのに、設定周りが雑に消化されててあまり描かれてないのが残念

いろんな旬な要素を詰め込んだ結果、どれも中途半端なできになってる感が否めない

 

原作コミックを読んだことがないので、比較はできないですが、原作未読でも話はちゃんと分かるようになっています。そういう点では安心して見れますが、本記事でも述べたように、全体的に中途半端な作品となってる感は否めません。役者さんのファンの方は見る価値があると思いますが、普通に映画として見るなら別の作品を見たほうが有意義な時間を過ごせるのではないかと思います。とはいえ、そこまでひどい作品でもないので、サブスクで配信とかされたら見てみるくらいがちょうどいいでしょう。

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ