2021年公開映画

映画「アウトポスト」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

先日、「アウトポスト」という映画を観てきました。

なんの前知識もなしに、映画ドットコムの評価がその時で4.3と非常に高かったので、観てみるかくらいの気持ちで見に行ったら、これがとんでもない名作でした。

ということで、本記事では映画「アウトポスト」についての感想を書き連ねていきます。

 

映画「アウトポスト」のあらすじ

 

あらすじ

アフガニスタン北東部に位置するキーティング前哨基地は、米軍の補給経路を維持するための重要な拠点とされていたが、四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的になってしまうという弱点があった。連日のようにタリバン兵から銃弾が撃ち込まれ、そのたびに誰かが命を落としていくという過酷な環境の中で、同基地に派遣されてきたロメシャ二等軍曹らは、「いつ圧倒的多数の敵に囲まれてしまうか」という不安を抱きながら任務に就いていた。そしてついに、その恐れていた事態が現実のものとなり、タリバン兵の総攻撃が開始される。

 

 

「アウトポスト」映画ドットコム

 

2009年のアフガン最前線で実際に起こった戦闘を映像化した作品です。

正直、私はこの作品舐めてました。ド迫力の戦闘シーンと兵士たちの絆を描く一方で、ある兵士の成長物語でもあり、とんでもない大傑作となっています。

後から調べて知ったのですが、本作の制作陣は「エクスペンダブルズ」「ハンターキラー 潜航せよ」「エンド・オブ・ホワイトハウス」などを手掛けたチームだったのですね。そりゃ凄まじい映像になるのも納得だわ。

 

映画「アウトポスト」の感想

まず、映画の評価ですが、個人的には100点あげていい作品だと思います。絶対に観たほうがいい。興行収入がともなうかはさておき、今年の映画で一番面白い作品に分類される超名作だと思います。

正直もう一回観たい作品です。

細かい感想は以下に書いていきます。

戦闘シーンの迫力派が半端ない

これまでにいくつも名作戦争映画が作られてきました。古くはキューブリックの「フルメタル・ジャケット(1987)」やスピルバーグの「プライベート・ライアン(1998)」、最近ではメル・ギブソンの「ハクソー・リッジ(2016)」やクリストファー・ノーランの「ダンケルク(2017)」、サム・メンデスの「1917 命をかけた伝令」などが挙げらると思います。

映画「フルメタルジャケット」メインビジュアル 映画「プライベート・ライアン」メインビジュアル 映画「ハクソー・リッジ」メインビジュアル 映画「ダンケルク」メインビジュアル 1917 命をかけた伝令

個人的には、本作はこの中に入れても遜色ないレベルの戦闘シーンだったと思います。史実を元に、その場で実際に戦った兵士を役者として起用するなど、本物の迫力と臨場感、緊張感を作り出すことに見事に成功していたと思います。

 

立体的なカメラワーク

本作の特徴の一つとして、その独特なカメラワークがあると思います。おそらくドローンを使っているのではないかと思いますが、狭い隙間を通り抜けたり、狭い橋で人とすれ違ったりと、なかなか新しく斬新なカメラワークが目を引きました。また、従来の手持ちカメラとの場面の切り替えが非常に自然で、簡素に見えて意外と複雑な前哨基地の構造を立体的にとらえて見事な戦闘シーンを作り上げていたと思います。

この手のドローンを使った撮影技法はまだまだ開発の余地があり、今後もさらに面白い画作りが進んでいくことを期待したいですね。

元軍人を役者に起用

本作のもう一つの独自の特徴としては、先の話でも少し触れましたが、本作の米兵役の一部は本作で描かれている「カムデシュの戦い」を実際に生き残った本人たちが演じている点にあると思います。

このような本人起用のキャストは最近ではクリント・イーストウッドの「15時17分、パリ行き(2018)」でも見られるようにまったく新しいわけではありませんが、非常に攻めた配役なのは間違いないです。そして、戦争映画である関係もあるのでしょうが、役者ではないことがまったく違和感が無く、むしろ戦闘シーンが非常にリアルであるとさえ思えるので、作品と非常にマッチした作り方だったのだと思います。

個人的に面白かった点

個人的に非常に興味深かったのが、作中でキーティング前哨基地のリーダーとなる大尉がコロコロと変わるのですが、その大尉によって兵士たちの士気が目に見えて変わる点です。

この辺は実社会でもクソ上司を引いてしまったら。。。みたいな内容の話をよく聞きますが、体育会系の頂点みたいで上官絶対主義な軍人でさえも同じような悩みを抱えているという点は非常に興味深かったです。

一方で、アメリカ映画なので仕方のないことなのですが、どうしてもアメリカ賛美の映像となってしまいますね。アフガニスタン紛争は少なからずアメリカもその引き金を引いた役者の一人であるという政治的な背景を踏まえると一方的な主張のみを描いた作品であるのは否定はできませんが、それを踏まえた上でも作品としては最高に面白いですし、映像も素晴らしいので、ぜひ多くの方に観てほしい作品です。

まとめ

映画「アウトポスト」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

戦闘シーンの迫力が半端ない

ドローンを駆使したカメラワークが面白い

兵士が本人役で出ているのがあまりに自然すぎるくらいに作り物感がないリアリティがある

気になった点

アフガニスタンの紛争激化はアメリカも少なからず責任の一端があるのに、一方的なアメリカ賛美ともとれる作品となっている。

 

描かれている戦闘の規模は決して大きくはないですが、過去観たどの戦争映画よりもリアリティがある戦争映画だったと思います。

冗談抜きで絶対に観るべき傑作だと思うので、劇場公開規模は大きくないですがぜひ劇場で観てもらいたいです。

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ