2021年公開映画

映画「ザ・バッド・ガイズ」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

先日、韓国映画の「ザ・バッド・ガイズ」という作品を観てきました。いや~、マ・ドンソク、本当にいい役者さんですね。

ということで、本記事では映画「ザ・バッド・ガイズ」についての感想を書き連ねていきます。

 

映画「ザ・バッド・ガイズ」のあらすじ

 

あらすじ

囚人たちを乗せた護送車が、覆面武装集団に襲撃される事件が発生し、多くの凶悪犯罪者がふたたび野に放たれてしまった。警察の上層部は逃亡した凶悪犯たちを再び捕まえるため、元警察官のオ・グタクに指令を出し、重大な罪を犯して刑務所に収監されている服役囚たちを集めた極秘プロジェクト「特殊犯罪捜査課」を始動させる。オ・グタクは「伝説の拳」と恐れられているパク・ウンチョルを仲間に引き入れ、天才詐欺師のクァク・ノスン、犯人逮捕で過失致死に問われた元警察官のコ・ユソンらを、減刑を条件にチームに勧誘し、凶悪犯たちを追い詰める。しかし、この事件の背後には国家を揺るがす謎の組織が暗躍していた。

 

 

「ザ・バッド・ガイズ」映画ドットコム

 

あらすじや概要を呼んでもおそらくわからないと思いますが、本作は2014年に韓国で放映されていたテレビドラマ「バッドガイズ-悪い奴ら-」の劇場版で、その続編にあたります。私はこの記事を書くために、本作を調べるまでは全然知らなかったですし、おそらく、公式サイトとかを見ただけでは、テレビドラマの話に触れられていないので、テレビドラマの続編であることを知らずに観る方も多いのではないかと思います。

さて、韓国映画「ザ・バッド・ガイズ」ですが、日本に入ってくる韓国映画は基本ハズレは無いと思っているので、結構期待値高めですね。そして、主役を務めるのが「俺たちのマブリー」ことマ・ドンソク!!整形大国韓国において、非常に覚えやすい顔立ちと年々大きくなる身体が特徴的な役者さんです。昨年の夏ごろに、TBSラジオの帯番組「アフター6(シックス)ジャンクション」でもフリーアナウンサーの宇垣美里さんがハマっている旨を喋っていました。

また、作品のコンセプトが警察の犯罪者捜査に犯罪者を使うということで、2016年公開の「スーサイド・スクワッド」が思いだされます。正直、スーサイド・スクワッドはマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが最高にかわいいだけの作品となってしまっていたので、DCコミックスが失敗した、このコンセプトをどう描くのかが個人的に結構注目の作品でした。

 

 

映画「ザ・バッド・ガイズ」の感想

娯楽映画としては最高の作品ではないでしょうか。ただ、ストーリープロットが結構雑であったり、テレビドラマの続編であることを知らずに観るとわかりにくい所も多々ありますし、テレビドラマの続編と知っていてもおそらくわかりにくい所が結構あるので、個人的には結構粗が目立つ作品でした。う~ん、75点!!

映画ドットコム的には3.4~3.6くらいついていて欲しいですね。

細かい感想については以下に書いていきますので、ごゆるりとおつきあいください。

 

流石の韓国アクション映画

最近の韓国映画のアクションシーンは本当にカッコいいですね。1970年~1990年くらいにかけて、アクション映画と言えば香港映画だったそうで、ブルース・リーやジャッキー・チェンに感化された監督たちが1990年代から2000年代の名作アクション映画をたくさん生み出してきました。最近では韓国映画が昔の香港映画のポジションを獲得しているようで、韓国映画に強く影響されてアクション映画監督や俳優を目指すという人が増えてきているようです。

このことからも分かるように、韓国映画のアクションシーンって国際的に見ても評価が高いんですよね。個人的にはカット割りが激しすぎる気もしますが、本当にスピード感のあるカッコいアクションシーンが多いです。

その点は本作でもしっかり描かれており、アクションシーンはやはり目玉ですね。とは言え、マ・ドンソクのアクションシーンだけはスタイリッシュとは正反対のロングカットで「暴力の化身」としての筋肉ダルマ・マ・ドンソクも楽しめて最高でした。右腕ですべての敵をねじ伏せていくマ・ドンソクの姿を見ていると、すべてを筋肉で解決していくアーノルド・シュワルツェネッガーの「コマンドー」を連想させますね。いや、マジで最高でした。

マ・ドンソク以外のアクションシーンでいうと、「The 韓国アクション!」という感じの作品で、邦画ではEXILEの事務所であるLDHが制作した「High & Low」なんかのアクションシーンを想像すると大体一致すると思います。そういう意味ではハイローのアクションシーンのクオリティの高さは本物だなと改めて思わされますね。

 

リアルな「スーサイド・スクワッド」

先述したように、本作は犯罪者捜査に囚人、いわゆる犯罪者を使うという作品で、ハリウッドでは2016年に公開されたDCコミックスのヴィランたちを主役に据えた「スーサイド・スクワッド」が似たようなコンセプトの作品として連想される方も多いのではないかと思います。

 

ただ、「スーサイド・スクワッド」はマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが超絶カワイイだけという、ちょっと残念な作品となってしまったので、このコンセプトでどう仕上げてくるか気になっていました。ただ、調べてみると先述したように、本作は2014年にテレビ放映されていた韓国のテレビドラマ「バッドガイズ-悪い奴ら-」の続編で、2014年当時から、囚人を使った犯罪捜査グループを結成するという同じコンセプトで作品を放送していたんですね。こっちのほうが早いじゃないか!!そして、2014年当時、韓国OCN(オリオンシネマネットワーク)というケーブルテレビで歴代最高視聴率を獲得するなどテレビドラマとして大成功を収めていました。

さて、「スーサイド・スクワッド」では世界観がバッドマンやスーパーマンなどがいる世界であり、当然ヴィランズも特殊な兵装をしていたり、何かしらの能力を有しているという作品でした。そして、出てくる敵もやっぱりアメコミ的な能力を有した的なわけですね。そして、そのヴィランズがその敵をやっつけて世界を救うという話なわけなんですが、正直これってやってることはスーパーヒーローもの同じで、バッドマンやスーパーマンのポジションがヴィランズに置き換わっただけの作品だったんですね。それってヴィランズを使ってやる必要があるのか?と。ヴィランズの魅力はそういうところではないだろ?と。私はそう言いたい。という感じの作品でした。

その点で言えば、本作の世界観は現代韓国で超能力もないのでリアルなスーサイド・スクワッドと言えるでしょう。また、登場人物もアメコミに登場するような行動原理が快楽であるヴィランではなく、我々と同じ人間なので確かに犯罪者なんですけど、善行を行うことに違和感が少ないんですよね。

そういう意味で、「スーサイド・スクワッド」で気になった点を概ねクリアしている本作は、個人的には結構好きな作品ですね。ただ、色々気になった点も多かったのは事実です。そこについては次に触れます。

 

作りが雑。そして非常にわかりにくい。

本作は娯楽作品、アクション映画としては非常に魅力にあふれる映画なのは間違いないんですが、純粋な映画の作りとして致命的な弱点がありますね。とにかくストーリープロットが雑なんです。そして、情報量が多く非常にわかりにくい場面や人間関係が多い

まず、作りが雑という話からしていきますが、メインのストーリープロットは割と王道な感じですね。悪く言うと、悪役が一発で推測できます。この辺はもう少し奇をてらったストーリー展開でもよかったのではないかと思います。そして本編なんですが、囚人を輸送中のバスが襲撃され、逃げ出した囚人を犯罪者で構成した犯罪者捜査グループが追い詰めていくという感じなんですが、結構ご都合主義的であっさり潜伏場所を特定したりしちゃいます。もっと犯罪者らしく非合法的な方法で情報を集めたりしてもいいんじゃないかな?さらに、犯罪者を追い詰める過程も作戦らしい作戦は特になく、行き当たりばったりだったりします。なんかダイジェストを見せられてるような気分になりますね。この辺は、もう少し風呂敷を小さく広げて、細かく描いて欲しかったです。ただ、テンポは滅茶苦茶良いので、飽きることなく観ることはできると思います。

 

次に、わかりにくい場面が多いという話ですね。

まず、この辺はドラマの続編ということで仕方のない面があるのかもしれませんが、ドラマの存在を知らずに観た私にとっては不要なキャラクターがやたら登場してきて、人間関係をやたら複雑にさせているように見えました。あとから調べてみると、そういったキャラクターはドラマ版のキャラクターたちだったりするのですが、何の意味もなく退場させられているように見えたので、この辺から過去の作品の存在を疑って観ていました。今思うと、この辺はテレビドラマの話や登場人物の関係性を未視聴者に伝えるための演出だったのでしょうが、そもそもテレビドラマ版の存在に結構調べないとたどり着けないのはどうなんだ?って話です。せめて公式サイトの作品概要に書いておいて欲しいです。気分的には「スパイ大作戦」の存在を知らずに、「ミッションインポッシブル」を見た感じです。序盤に、スパイ大作戦のキャラクターたちが軒並み退場させられていくシーンを「こいつら誰なんだ?このシーンいる?」と思いながら観ている感じです。

次に、男性キャラクターがよく言えばハンサム、悪く言えば特徴のないイケメンの俳優が多く、韓国名になれていないこともあり、登場人物の整理が正直しんどかったです。この辺は私の人の顔を覚える気の無さもあるのですが、、、日本の俳優も特徴のないイケメンばかりで名前が分からないですからね。なんかこの辺の役者の没個性化は日本も韓国も似たようなものなんですかね?とりあえずイケメン使っとけ感。もっとビジュアルでわかりやすい人が増えてくれればいいんですけどね。

映画の作りで言うと、序盤の、マ・ドンソク演じるウンチョルの親友が死んだ場面。その後に回想が挟まり、ウンチョルと死んだ親友のやり取りを観ることになります。ここまではいい。そのあとですね。我々は囚人としてのウンチョルを現在の彼の姿として観ているのに、突然囚人服ではない姿のウンチョルの場面になります。この場面が、過去回想の続きなのか現在の出来事なのかが、場面が少し進まないと分からないんですね。ここはもう少し構成を考えた方が良かった場面ですね。

他にも、一部日本語でやり取りをおこなう場面があるのですが、正直日本語が聞き取れないんですね。まぁ、韓国映画なので、韓国では日本語の場面に韓国語の字幕がつくのでしょうが、これを日本で公開する際にどうするかって話ですよね。日本語を喋っている所に日本語の字幕をつけるのはいかがなものかということです。本作では日本語の部分は字幕なしのスタイルだったわけですが、正直、かなり聞き取りにくかったです。

 

まとめ

映画「ザ・バッド・ガイズ」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

マ・ドンソクはいいゾ

韓国アクションとマ・ドンソクの重たい暴力シーンは最高

リアルな「スーサイド・スクワッド」を描くとこんな感じ

気になった点

話が雑

分かりにくい点が多い

 

正直、期待していたほどではなかったですが、面白い作品でした。やはり日本に入ってくる韓国映画にハズレは無しですね。

若干暴力描写がありますが、基本的には万人におすすめできる作品だと思います。ぜひ劇場で観てください。

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ