2021年公開映画

映画「トムとジェリー」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

先日「トムとジェリー」の映画を観てきました。皆さんもご存知のあの「トムとジェリー」の映画です。半実写化ということで、個人的にはかなり不安のある作品だったのですが、非常にいい作品でした。

ということで本記事では映画「トムとジェリー」についての感想を書き連ねていきます。

大きなネタバレは書きませんが、一応ネタバレを書く際は白文字で見えないようにしとくので、ネタバレ部分を読みたい人は記事の該当部分をドラッグしてください。

映画「トムとジェリー」のあらすじ

 

あらすじ

ニューヨークの高級ホテルに引っ越してきたジェリーと、そんなジェリーを相変わらず追いかけるトム。新人ホテルスタッフのケイラが働くそのホテルでは、世界が注目するセレブカップルのウェディングパーティが行われようとしていたが、トムとジェリーのせいで台無しになってしまう。汚名返上のためタッグを組むことになったトムとジェリーが、世界一素敵なウェディングパーティを開こうと奮闘する。

 

 

「トムとジェリー」映画ドットコム

 

言わずと知れた有名アニメーションの映画化ですね。今回は実写化ということもあり、私たちの知らないトムとジェリーが描かれるのではないかと思いますよね。しかし、蓋を開けてみればしっかり私たちの知る「トムとジェリー」でした。少なからず幼少期に本作に触れた人は多いと思います。少しでも覚えがあるのならぜひ劇場で観てほしい作品です。

 

映画「トムとジェリー」の感想

初めに本作の評価ですが、非常に挑戦的であり、その挑戦が成功した映画だと思います。個人的には良作で70点くらいですね。

映画ドットコム的には3.4~3.6くらいが妥当なラインだと思います。

おおまかな感想は「想像よりはるかにトムとジェリーをしていた」ですね。

最近はゲームやアニメーション作品の実写化が流行ってるじゃないですか。例えば、「テッド (2013)」、「ピーターラビット (2018)」、「プーと大人になった僕 (2018)」、「ダンボ (2019)」、「名探偵ピカチュウ (2019)」、「ソニック・ザ・ムービー (2019)」なんかですね。

 

 

本作はこれらのどの作品よりも、もともとのアニメ調を残したCGで描かれており、それを割と自然に実写に溶け込ませることに成功しています。これって、地味にものすごいことだと思います。

制作陣のトムとジェリーの在り方を守るという気概は、作中で「トム」と「ジェリー」の2匹だけが言葉を発することなく(悲鳴をあげたり、歌を歌ったりはしてました。主にトムが)描かれていたことからもヒシヒシと伝わりました。

一方で、ストーリーは良くも悪くも非常に都合のいい展開で、この辺は全てをコントロールできてしまうアニメーション作品の弊害ではあると思いますが、まぁ、もとの作品の在り方を考えれば全然受け入れられる範囲でしょう。

具体的には以下に書いていきますので、ゆるりとおつきあいください。

アニメ調のCG演出

先ほども記したように、最近は非常に多くの作品が実写で映像化されているわけですが、その際に現実ではありえない部分をCGで補います。そして本作のCGはこれまでのどの作品よりも元のアニメーション作品の形を残しており、それゆえにこれまでの作品と一線を画すものとなっているように思います。

これまでの半実写化はあくまでも「実写」にこだわっていた部分があり、本当にリアルな動物として描くか(ピーターラビット、ダンボ)、どこかぬいぐるみ調のCGで描くか(テッド、プーと大人になった僕、etc. )だったと思います。

しかし本作は先ほども述べたように、原作のアニメーション準拠でもとのアニメの世界をそのまま実写に拡大しようとしていました。これまでのアニメーションの実写化がそのアニメ作品を私たちの世界に馴染むように調整してきた作品だとすれば、本作は私たちの世界の一部(動物たち)をアニメの世界に塗り替えてしまったわけですね。この試みは本当に大成功しており、実写であるにも関わらず、昔から知っているトムとジェリーをしっかりと踏襲した作品となっていました。

 

リアルな動物は人間のみ

映画を見た方なら誰しもが気付いたと思いますし、これから見る方はちょっと気にかけてほしいのですが、本作からは本物の動物が徹底的に排除され、実写の動物は人間しか出てきません

もちろん他にも動物は出てきます。例えば鳥やイヌ、ネコ、ゾウ、魚など、本当にいろんな動物が登場するのですが、全てトムとジェリーと同じくアニメ調のCGで描かれています。ここまで徹底しているからこそ、トムとジェリーのアニメ調CGも自然と違和感なく見れますし、どこまでもアニメの延長で無茶をしても受け入れることが出来ました。特に市場の魚の演出はやりすぎなんじゃないかと思うくらい力が入ってましたね(笑)

逆にこの表現により、この世界の動物たちがこの世界の人たちにはどう見えているのかが少しわかりにくかったです。なんというか、現実ではありえないほど動物たちと意思の疎通ができる世界なのに、人間からの動物の扱いが現実と大きく変わらずに描かれている部分とその非常識を受け入れている部分の両方が描かれており、そこに大きな矛盾を感じざるを得ませんでした。この辺をもう少し詰めることができれば、さらにいい作品に昇華したのではないかと思います。

具体的なポイントは多少のネタバレを含むので、以下をドラッグして読んでください。

 

ネタバレ注意(読みたい方はドラッグしてね)

具体的には序盤にトムが盲目のピアニスト(ネコ)として、ストリートパフォーマンスで小銭を稼ごうとするわけですが、道行く人々はそれを見てお金を投げ入れるわけです。しかし、実はトムは盲目ではないということがバレてしまって、観客に「金返せ」とキレられてしまいます。「いやいや、仮に盲目でなくともネコがピアノ弾くの凄くない?」と思うのですが、町の人々の反応では「その程度のこと」のように描かれてしまっています。

そのほかにもトムが露骨に意思の疎通を図るわけですが、これを当然として受け入れる一方でやはり所詮はネコだと一蹴される場面も多くありました。

また、結構露骨に意思の疎通ができる金魚をただの魚と一蹴していたり、かと思ったら同じ人物がトムとジェリーと何の違和感もなく意思の疎通をさせていたりと、世界観の境界線がブレている場面が多々あったように思います。

クロエ・グレース・モレッツが最高にかわいい

私、クロエ・グレース・モレッツ最高に好きなんだ。

正直、最近はあまり作品に恵まれてなくて本当に勿体ないと思っていました。本作も決して傑作というわけではありませんが、非常に表情豊かでかわいらしいクロエ・グレースを見られて本当に最高でした。結婚したい。

もうこれだけで劇場に行く価値があるよね。最高に結婚したい。

欲を言えば、なんで私の言った映画館は吹き替え版しかやってないの?って話ですね。我らがクロエ・グレースが主演なんだから本人の声でこの映画を観たかった。。。あっ、吹き替え版も非常にいい出来でしたよ。

 

このほかにも周りを固める役者陣が非常に良かったですね。全体的にコメディよりな人選でしたが(笑)。個人的には動いているケン・チョンが見れてうれしかったです。

 

まとめ

映画「トムとジェリー」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

想像以上にトムとジェリーだった

アニメ調のCGが素晴らしい

人間以外の動物はCGというこだわりっぷり

クロエ・グレース・モレッツがかわいい

クロエ・グレース・モレッツが最高にかわいい

気になった点

ストーリーはご都合主義的(アニメ映画なので多少はね)

非現実的な動物の在り方とそれを受け入れる人々を描きつつ、現実の動物と同じ扱いをする人々も描かれるという点に大きな矛盾を感じざるを得ない

 

冒頭でも書きましたが、幼少期にトムとジェリーという作品に触れている人は存外に多いと思います。もし自分もそうだという人がいるなら、ぜひ本作を映画館で観てもらいたいです。非常に懐かしい気持ちになれるのではないかと思います。

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ