2021年公開映画

映画「モンスターハンター」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

とうとうモンスターハンターライズが発売されましたね。私も楽しく遊んでいます。それと時を同じくして、ハリウッド版の「モンスターハンター」が公開されました。私も一人のモンハンファンなので、映画も観ておくかというわけで、映画も観てきました。

というわけで、本記事では映画「モンスターハンター」についての感想を書き連ねていきます。

大きなネタバレは書きませんが、一応ネタバレを書く際は白文字で見えないようにしとくので、ネタバレ部分を読みたい人は記事の該当部分をドラッグしてください。

 

映画「モンスターハンター」のあらすじ

 

あらすじ

エリート特殊部隊を率いる軍人アルテミスは砂漠を偵察中、突如発生した超巨大な砂嵐に襲われ、必死に逃げるものの一瞬にして巻き込まれてしまう。強烈な突風と激しい稲光の中で気を失ったアルテミスが目を覚ますと、そこは元いた場所とは違う見知らぬ異世界だった。その世界には近代兵器の通用しない巨大なモンスターが跋扈(ばっこ)し、そんなモンスターの狩猟を生業とするハンターがいた。アルテミスは元の世界に戻るため、次々と迫りくる巨大モンスターと激闘を繰り広げていく。

 

 

「モンスターハンター」映画ドットコム

 

カプコンの大ヒットゲーム「モンスターハンター」の実写映画化作品です。

まず、上にあるあらすじを読んで欲しいのですが、なんと異世界転移モノ!!これは一気に香ばしくなってきましたね(笑)。知らない人の為に説明しておきますと、昨今のライトノベルや漫画、アニメは異世界転生・異世界転移モノが空前絶後のブームになっているんですね。そういった作品は大体フォーマットが決まっており、現代社会を生きていた主人公が別の世界に転生もしくは転移をして物語が始まるわけですが、比較的よく見られる特徴として、現代社会の知識や見聞をもってして転生(転移)先の世界で無双するという「俺強ムーブ」がテンプレート化しているんです。なんというか、頭の悪い作者の「俺TUEEE」願望を異世界転生(転移)で手軽に理由付けできてしまい、非常に面白い作品をかき消すくらいのゴミを量産してしまった負の遺産が、いわゆる異世界転生・異世界転移モノなわけです。最近のラノベ、漫画、アニメは本当にこのクソ文化遺産に浸食されまくっており、似たようなクソみたいな作品であふれかえっているわけですね。

そして、ここにきてハリウッド版モンスターハンターが異世界転移モノときました。とうとう日本が生み出した手軽にクソを生み出す装置「異世界転移モノ」が海を越えてハリウッドに届いてしまったか・・・。私はまずそういう印象を持ったわけです。わかりますかね?

それと注目したいのは同じくカプコンから出ている大人気ゲームの実写映画化作品である「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョボビッチ主演、ポール・W・Sアンダーソン監督の作品である点ですね。

本作の感想については次項で書いていきます。はたして、異世界転移したモンスターハンターはどうだったのでしょうか?ゆるりとおつきあいください。

 

映画「モンスターハンター」の感想

結構好きな作品でした。点数的には70点くらいですね。

映画ドットコム的には3.4~3.6くらいついててほしいですね。

最近「ミナリ」や「ノマドランド」など、どちらかというと社会的な映画を多く見ていたので、アメリカらしいバカな娯楽映画に飢えていた私には非常にぶっ刺さりましたね(笑)。

まず、先ほど散々ボロカスに言った異世界転移の件ですが、思っていたよりも全然良かったです。私の恐れていた異世界転移のクソな部分はほとんど無く、非常に上手く設定を使っていたと思います。

そして、モンハンをやっている一人のプレイヤーとして、モンスターの表現に文句のつけようがないほど完璧で正直期待以上の仕上がりだったと思います。

ただ、バイオハザードの監督だからというのもあるのですが、必要以上にホラー映画テイストを強くしている部分があるので、苦手な人は序盤は結構辛いかもしれないです。また、カメラワークやアクションシーンのスローモーションの使い方など、バイオハザードシリーズで観たことのあるテクニックも盛りだくさんなので、予習がてらバイオハザードシリーズを数作観ていくといいと思います。

細かい感想は以下に書いていきます。

 

モンスターの表現は文句なし!

私も全作まではいかないまでもモンスターハンターを遊んだ一人のハンターとして映画を観に行ったわけですよ。もうね、モンスターの表現に度肝を抜かれましたね。素晴らしいクオリティです。作中にはCMにも出てくるディアブロスをはじめとして、モンハンにおなじみのモンスターたちが登場するのですが、どれも非常に出来のいいCGでした。個人的には2ndGでいろんな意味でお世話になった、ホーミング生肉も登場したのが非常にうれしかったです。

ただ、バイオハザードのポール・W・Sアンダーソン監督ということもあり、ゲームでは省略されている生々しさや鮮度みたいなところまでリアルに表現されているので、苦手な人は「うげぇ~」ってなるかもしれません。具体的には全体的に汁成分が多めですね。

 

また、モンスターではないですが、モンハン世界で登場する人々がゲームシリーズで登場するキャラクター達とデザインが同じだった点もファン視点から素直にうれしいポイントでした。正直ワールドの相棒が出てきたときは笑ってしまいました。モンスターハンターワールドをリアルタイムでプレイしていない方にはピンと来ないと思うのですが、ゲーム中で度々問題のトリガーとなり、プレイヤーがその問題を解決するという流れが多く、当時はかなりヘイトを集めていたキャラだったので(笑)。

 

異世界転移設定は悪くないぞ!!

私が笑ってしまった異世界転移という設定なのですが、思いのほか良かったです。異世界転移にしたことにより良かった点としては以下の3点です。

・主人公・アルテミス(ミラ・ジョボビッチ)の目的が明確になっている

・モンハンを全く知らない人達にとっては、主人公・アルテミス(ミラ・ジョボビッチ)と同じ視点で世界観を理解できる

・【ネタバレ】後半の展開にこの設定が活かされている【ネタバレ】

一つずつ解説していきますが、まず主人公の目的が異世界(モンハン世界)から私たちの世界への帰還と明確になり、そのための障害としてモンスターと戦うという必然性が出てくるという非常に上手い説明だなと思いました。正直、モンハンプレイヤーの私からしたら、モンハン世界でそのまま映像化すればいいじゃんと思うったのですが、あのゲーム、最近になってストーリーに力入れ始めましたけど、PSPの時代とかストーリーはあってないようなもので、明確なゴールもないという自分との戦いみたいな側面を持つゲームだったので、主人公の行動原理を明確にするという意味で、転生設定は非常に有効だったと思います。まぁ、モンハン世界だけでも、親の敵討とかいくらでも設定は作れそうですがね。。。そこは現代社会に生きる私たちに共感・没入しやすいように、アルテミスも現代人という設定にしたのかもしれませんね。この辺は2つ目の理由に通じるものがありますね。

次に、2つ目ですが、これは言葉の通りですね。モンハンをやったことのない人にモンハンの世界観を理解してもらうためには、同じ立場の人間を作中に登場させるのが一番手っ取り早いわけです。本作ではモンハン世界がどういう世界なのかをアルテミスを初め、我々視聴者にわからせる装置として、アルテミスだけでなく彼女の指揮する一部隊が丸ごと転移します。そして、彼女たちがどういうことになるのかということを映像で見せつけることにより、細かく説明するよりもはるかにモンハンの世界観を伝えることに成功しているのではないかと思います。私もハンターとしてゲームの中でモンスターをバッサバサと切っては投げをしている身ですが、私の視点からでも「とんでもねぇ世界だな」と思いましたもんね。この辺はモンハンの世界だけで描くのではなく、現代から転移した人の視点で描くからこその表現だったと思います。

3つ目ですが、ネタバレなので読みたい人はドラッグして読んでください。

 

ネタバレ注意(読みたい方はドラッグしてね)

3つ目も文字通りですね。後半、今度はモンスターが現代のほうに襲来するという展開とすることで、わざわざ世界を2つに分けた設定を上手く活用してきましたね。モンスターをこちらの世界に呼び出すことで、序盤でも描かれた近代兵器の通じない理不尽な暴力装置としてのモンスターの凶悪さをよりよく描くことができていたと思います。非常に良かったですね。ただ、露骨に続編ありきの話の引き方はちょっとどうかなぁという印象です。

 

正直フルCGアニメーションで良かったのでは?

基本的に肯定的に観ている本作なのですが、本作の根本を揺るがすような感想も持っています。タイトルの通りです。正直、実写でここまでできるのかと感心する一方で、特に最初のシーンがそうなのですが、モンハン世界の住人に対するCG加工が結構強く、ここまで加工するなら素直にCGアニメーションで作ればいいのではないか?という感想を抱きました。

そのほかにも、アクションシーンの力の入っている部分はこちらを唸らせるような素晴らしいアクションにカメラワークなのですが、露骨に手抜きなシーンも散見されました。例えば、後半にとあるモンスターの群れに巻き込まれるシーンがあるのですが、そこでの戦いがただただ武器を振り回すだけなんですよね。モンスターにかすりもしていない。モンスターを避けることが目的だと言われれば、「まぁそうなのかな?」と思わなくもないのですが、それでも「表現としてあれはどうなの?」というシーンでした。この辺はアニメーションのほうがやはり表現の幅を利かせやすいのではないかと思います。

とはいえ、フルCGアニメーションのモンハンって、ゲーム中のムービーシーンとほぼ同じであり、その辺の差別化が難しいのでやりたがらないでしょうね。であるならば、もう少し見せ場以外のアクションシーンにも力を入れてほしいですね。

 

まとめ

映画「モンスターハンター」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

モンスターのCGはこれ以上ない出来栄え

異世界転移設定もうまく活用している

気になった点

力の入っているアクションシーンと雑なアクションシーンの落差が非常に激しい

実写でなくともCGアニメーションでもよかったのでは?

 

モンハンの実写化ということで多少穿った見方をしていたのですが、想像以上にいい仕上がりで、個人的には割と満足な一本でした。最近は社会派な映画が多かったのでこういうある意味でアメリカ的な映画は素直に面白かったです。

個人的にはおすすめしたい一本なんですけど、多少グロ表現が強めなところもあるので、デートとかで観るのはあまりお勧めしないですね。男友達と観に行ったりするといいのではないでしょうか?

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ