2021年公開映画

映画「哀愁しんでれら」感想

こんにちは、おにぎりパンです。

先日「哀愁しんでれら」という映画を観てきました。

ぶっちゃけあまり観る気はなかった作品なのですが、公開映画があまりにイマイチで見るものがなさすぎたことに加え、映画ドットコムの評価が2.6(私が見た時点では)とあまりに悲惨だったので、逆に気になって観てきました。

ということで本記事では映画「哀愁しんでれら」についての感想を書き連ねていきます。

 

映画「哀愁しんでれら」のあらすじ

 

あらすじ

市役所に勤める小春は平凡な毎日を送っていたが、ある夜、不幸に見舞われ全てを失ってしまう。人生を諦めかけた彼女の前に、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟が現れる。優しく裕福で王子様のような大悟に惹かれた小春は、彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの絶頂へと駆け上がるが……。

 

 

「哀愁しんでれら」映画ドットコム

 

出演しているのは土屋太鳳さんと田中圭さん。両方とも結構知名度の高い役者さんだと思うのですが、なんでこんなに評価が低い?気になりますよね。結論から言うとですね、かなり好き嫌いがはっきり分かれる作品なのではないかと感じました。ちなみに、私は結構好きな作品です。評価2.6を期待して見に行ったら、個人的には3.3くらいの作品を見せられたので、拍子抜けしてしまいました。

細かい感想や、おそらく多くの人がこの映画を低評価した理由に関しては次項で述べていきます。

映画「哀愁しんでれら」の感想

個人的には割と好きな作品です。とはいえ、かなり好き嫌いが分かれる作品なのは十分に理解できます。なので、万人におすすめしたいとは思いません。かと言って、「クソ映画として勧められるか?」と聞かれれば個人的にはそこまでクソ映画だとは思わないので、そこでも勧めにくいという何とも中途半端な作品です。

細かい感想は以下に書いていきます。

着想自体は面白い

作品タイトルにも「しんでれら」の文字が入っているように、本作は誰もが知っている童話「シンデレラ」から着想を得ています。具体的には作中でも触れられていますが、童話シンデレラにおいて、王子様は一度舞踏会で踊っただけのシンデレラにご執心となり、足のサイズだけで結婚相手を決めてしまうというストーリーは怖い。同じ時間を共に過ごすことで相手を知っていって初めて結婚を決断するものなのではないか?という童話を見る目としては少し穿った見方ではあるものの非常に納得のいく疑問から着想を得ています。

言われてみればその通りで、童話としてしかシンデレラを考えたことが無かったので、非常に興味深い解釈だと思いました。シンデレラの物語は別途「シンデレラ・ストーリー」という言葉が生まれるくらいに、少女漫画を初めとした媒体で活用されているのに、一方で、シンデレラの物語をそういう穿った風に描いた作品も私は知らなかったので、そこはよかったのではないかと思います。

後半の展開は好き嫌いが分かれるところ

本作は典型的なシンデレラストーリーが一変してサスペンスへと変貌するという、少し変わった作品なのですが、前半の土屋太鳳演じる小春に不幸が重なり、一夜にしてありとあらゆるものを失ってしまうという展開は、まぁ比較的王道なので、万人受けすると思います。

一方で、後半のシンデレラストーリーから急変する展開は本当に人を選ぶところだと思うのではないでしょうか。

内容を書いても面白みに欠けるので、気になる方は自分の目で見てもらいたいと思います。

因みに、私は後半の展開は結構好きで、全面的に肯定派です。

構成的には悪くはないが伏線が露骨すぎる

話の構成は、前半のシンデレラストーリーパートと後半のサスペンスパートで悪くはないと思うのですが、正直、前半の伏線が割と露骨なものが多く、明らかに不自然にねじ込まれているような印象を持ちました。「はい!ここテストに出ますよ!!」みたいな伏線が多数あり、後半の複線回収があまり気持ちよくないんですよね。「あれ伏線だったの!?」みたいな驚きが無く、「あと出てない伏線は、あれとあれかなぁ」みたいな状態になってました。

もう少し伏線を隠して自然に物語に混ぜるような造りにしたほうが個人的には好きでした。

役者の演技派良かった

主演の土屋太鳳さん、田中圭さんは非常にいい演技をしていたと思います。

特に土屋太鳳さんは前半は児童相談所に勤める公務員として、非常に平凡な役を、後半はシンデレラでありながら、血のつながらない娘に振り回されて、どんどん壊れていくという非常に難しい役回りを見事に演じていたと思います。

田中圭さんも私の中では「おっさんずラブの人」という印象だったのですが、いい人でありながら、得体のしれない気持ち悪さがあり、印象が大きく変わりました。

特筆すべきは娘のヒカリ役のCOCOさんです。得体のしれないどうしようもなく不気味な子供を本当に見事に演じていたと思います。

登場人物が典型的なステレオタイプ

登場人物が典型的なステレオタイプ的な人が多いような印象を持ちました。本作が嫌われる要因の一つはここにあるのではないかと思います。

具体的な例を挙げると、田中圭さん演じる大悟の学歴至上主義的な部分や学校の先生の無能ぶり、モンスターペアレントの描き方などですね。なんか、ネットの書き込みを体現したみたいなキャラクターたちで、そういう人たちに対して割りとそういう印象を持っているのは理解できるし、その通りなんですけど、リアリティが乏しい在り方が非常に気になりました

まとめ

映画「哀愁しんでれら」を観た感想を書いてきました。

本映画の良かった点・気になった点をまとめると以下のような感じです。

良かった点

後半の展開が許容できる人はそこそこ楽しめる映画

着想は面白い

役者の演技が良かった

気になった点

後半の展開が嫌いな人は全否定になる映画

登場人物像があまりにステレオタイプすぎて、その筋のヤバさを極めた人みたいになってる

伏線が少し露骨すぎる。もう少し隠す努力をして

 

細かい点を色々つついてきましたが、結局は後半の展開が許せるか許せないかにすべてがかかっている映画だと思います。私は後半の展開が割と好きなので、全然見れましたが、確かに人を選ぶと言いうのも十分に理解できます。

別にそこまで見なくてもいいと思いますが、暇なら観てみてください。

 

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おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ