生活

知られざる散歩の健康効果【脳機能・メンタル編】

こんにちは、おにぎりパンです。

 

昨日は散歩が身体に与えるいい影響を紹介しました。
知られざる散歩の健康効果【身体編】

 

昨日に引き続き、散歩の効力を紹介します。

 

本日は脳機能およびメンタルへの影響です。

 

Abstract-要約-

散歩により血流がよくなると必然的に脳への血の巡りもよくなります。
(血行の話については前記事参照:知られざる散歩の健康効果【身体編】

その結果、脳の機能が向上することがわかっています。

その効果は、単純に判断力や思考力、記憶力といった脳の機能の向上にとどまらず、アルツハイマー病などの脳機能障害を予防する効果や、ストレス解消や鬱病の改善などのメンタル面にも効果があることがわかっています。

みんな散歩しようぜ!!

散歩の脳機能への効果

知られざる散歩の健康効果【身体編】でも書いたように、散歩の効果の一つに体全体の血行をよくするというものがあります。

 

血行がよくなった結果、脳への血液循環もよくなり、脳の働きを大きく向上させるということが知られています。

 

運動と脳の働きも古くから研究されており、非常に多くの論文が運動が脳へプラスの影響を与えることを認めています。

 

ここでは、散歩による「脳の活性化」がもたらす効果を紹介します。

 

脳機能全体の活性化

脳への血の巡りがよくなることによって得られる、一番わかりやすい効果がこれです。

 

運動の後は判断力や思考力、注意力が格段に上昇するという研究報告が数多くあります。

 

このような脳の中でもとりわけ「思考」や「判断」といった “まさしく脳!!” といった機能を司る「前頭葉」への運動の効果を研究した例が非常に多いです。

 

日本語で比較的読みやすい論文では2009年に筑波大学の研究チームが出している論文を日本語でまとめたものがあります。

 

この研究では、2回のストループ・テストという試験を25分間の休憩をはさんで行い、各テストでの成績と脳の活動を調べています。

 

それらの指標(成績と脳の活動)を以下の2つのグループで比較しています。

 

グループA:テストとテストの間に運動と休憩を行う
グループB:テストとテストの間に休憩のみを行う

 

その結果、グループAでは運動後のテストの成績が運動前よりも格段よくなった一方で、グループBでは休憩後のテストの成績があまり変わらなかった。

 

また、脳活動でもグループは目に見えて脳活動が活性化しているのに対して、グループBでは若干の脳活動の低下がみられた。

 

心穏やかになる

嘘みたいな本当の話ですが、運動することによってネガティブな感情が湧きにくくなることが知られています。

 

感情のコントロールも脳の重要な役割です。

 

感情のコントロールは脳の「偏桃体」という部位がかかわっているといわれています。

 

そして、上でも述べたように、運動後は否定的な感情が低下するということが科学的に証明されているのです。

 

ただし、このような感情を扱った研究は本人の「主観」に基づくものとなってしまうため、結構好き嫌いが分かれると思います。

 

読みやすいところでは、2009年に報告された日本語論文が読みやすいです。

 

この論文では大学の体育実技の授業で運動をする前後で学生の感情調査を行い、その差を比較しています。

 

その結果、適度な運動を行った後には、 緊張、抑鬱、敵意、混乱の否定的感情が低下するということを報告しています。

 

幸せホルモン「セロトニン」が出る

聞きなれない言葉かもしれませんが、運動をすることで脳内では「セロトニン」という化学物質が生成されます。

 

このセロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ(前項目ともかぶりますが)感情を穏やかに保つ働きをします。

 

運動後に爽やかな気持ちになったという経験をている人は数多くいるのではないでしょうか?

 

それはこの幸せホルモン「セロトニン」が脳内で分泌されているからなんです。

 

また、このセロトニン、鬱病を改善する効果も持ち合わせています。

 

現代人ほど散歩をしたほうがいい理由が見えてきましたね。

 

セロトニンの持つ効果
・ストレス解消
・ストレスへの耐性UP
・幸福感を感じやすくなる(ポジティブになる)
・鬱病の改善
などなど

 

運動とセロトニンの関係を調べた論文を一応張っておきます。

 

新たなアイディアが生まれる

運動が脳を活性化し、新たなアイディアを生むということも広く知られています。

 

近年では Apple の創始者であるスティーブ・ジョブズが無類の散歩好きであったことが有名です。

 

上でも述べたように、歩くことによる脳の活性化は馬鹿にできないですからね。

 

しかし、歩くという行為と学問は古くから共にあったことはご存知でしょうか?

 

古くは古代ギリシャの医学の祖であるヒポクラテス「歩くことこそが最良の薬である」という言葉を残しています。

 

アリストテレスを初めとした多くの古代ギリシャ哲学者は、その言葉に従い散歩をしながら議論や講義を行ったことが知られており、そぞろ歩きながら哲学をする様から「逍遥(しょうよう)学派」、古代ギリシャ語で「ぺパトリス派」と呼ばれていました。

 

作曲家ベートーヴェンや進化論で知られるダーヴィンも歩きながら考える人として有名です。

 

最近では、初めにも述べたように、スティーブ・ジョブズが歩きながらの会議を好んだことで有名です。

 

ジョブズ以外にもFacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグやTwitterの創業者であるジャック・ドーシーも散歩会議を支持していることが知られています。
Facebook創業者マーク・ザッカーバーグを描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』も面白いのでお勧めですよ!!

 

 

 

 

 

さらに、散歩がアイディア生産に良いということは、違った視点の科学でも証明されています。

 

Ceiling Height Alters How You Think という論文によると、天井の高さは脳の思考回路に影響し、天井の高い開けた空間では脳はクリエイティブな方向へ回路を切り替え、逆に天井の低い閉ざされた空間では目の前の作業に集中しやすくなるということを報告しています。

 

アルツハイマーの予防になる

歩くことは現在の脳を活性化させるだけでなく、脳の老化を抑えるともいわれています。

 

その代表的な例がアルツハイマーの予防です。

 

アメリカの「アルツハイマー協会」は “脳を守る10の方法” の1つに「1日30分の散歩」を挙げているほか、認知症予防に関する論文をまとめた総説「認知症を予防するための体力と身体活動」でも、散歩の有用性を認めています。

 

ただし、「認知症を予防するための体力と身体活動」では “早歩き以上で、1日合計30分以上、週3日以上でないと、効果は期待できない” とされています。

 

まとめ

前回・今回と散歩が秘めた大いなる可能性を紹介してきました。

 

いかがだったでしょうか?

 

歩くということをないがしろにしている現代人ですが、彼らの持つ悩みの多くが、歩くことで解決もしくは改善できること可能性があるということが分かったのではないでしょうか?

 

散歩に費用かかりません。

 

本人の意思次第ですぐにでも始められることです。

 

まずは1日初めて見るのはいかがでしょか?

 

それでは~ノシ

 

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ