こんにちは、おにぎりパンです。
皆さん、『鳥目』って知ってますか?
夜になると、つまり、辺りが暗くなると見えなくなる病気と言いますか症状のことを言います。
「つまり、鳥って暗くなると周りが見えなくなるんでしょ?」
って思ったあなた。
水入りバケツを持って廊下で立ってなさい。
それは間違いです。
実は、多くの鳥は夜になっても周囲が見えてます。
なんなら、鳥の目は人間の目よりも優れていると言っても過言ではないです。
この記事では「鳥の目ってすごいんだぞ!!」ってことを書きます。
そもそも『鳥目』と言われる原因は?

そもそも、『鳥目』なんて言われて鳥は暗いところだと何も見えないという風潮をもたらしたのは何者なのか?
それはニワトリです。
このニワトリという鳥が『鳥目』つまり暗くなると周りが見えなくなる代表格の鳥なのです。
そして、家畜として人間と一番近い距離で飼われてきた鳥でもあります。
もうわかりましたね?
そうです。
人間にとって一番身近だったニワトリの『夜は目がよく見えない』という特性を鳥類一般の特性と勘違いしてしまったわけですね。
大戦犯”NIWATORI”
でも今まで人類の食を支えてきてくれてありがとう、これからもよろしくね。
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こんなにすごい!鳥の目の真の能力(ちから)
冒頭でも述べたように、鳥の目って人間の目にはない能力がたくさんあるんです。
どれでは鳥が持つ能力(ちから)を一端を紹介しよう(暗黒微笑)
鳥の目には第4の色が見える

有名な話かもしれませんが、鳥には光の原色が4種類あります。
なにを言っているかわからない人のために人間の話をしましょう。
人間の目には赤・青・緑の3種類の光を感知する光受容体(センサー)が備わています。
ですから、人間の目はこの3色を中心とした光を感知することができるのです。(中学か高校の美術で光の3原色ってやったでしょ?あれだよ、あれ)
図1. 可視光スペクトル
上の図1に示したように、人間の目は大体400 nm ~ 700 nm 程度まで光を感知できるといわれています。(nm は『ナノメートル』と読みます。n (ナノ) は10-9を表す補助単位ですね)
しかし、鳥は赤・青・緑の3色に加えて紫外線を見ることができるといわれています。
つまり、人間は3色の組み合わせで色を見るのに対して、鳥は4色の組み合わせで色を見ることができるのです。
これだけで人間よりも高性能な目を持っていることが分かりますね。
もっと言えば、紫外線は上の図の 380 nmよりもさらに短波長(左側)の領域のことを指すので、人間には見えない色が見え、かつそれらを組み合わせて色を感知するという恐ろしい生き物なのです。
この人間には見えない領域の光が見えるというのは重要で、一部の植物の実が人間には真っ黒な目立たないものに見えても、その実が紫外線を反射するなら鳥にはその実が光って見えるということになるんです。
鳥ってすごい。
鳥は目で磁気を感じることができる

鳥は紫外線が見えるだけでなく、磁気も見える(感じる)と言われています。
これは、昔の研究者が
と疑問に思って研究を続けた結果、分かったことです。
その研究者は金属の板の上に渡り鳥を乗せて飛び立つときに板に残る爪のあとの方位を統計的に調べました。
そうすると渡り鳥は常に北か南の方向に板を蹴って飛び立っていることが分かったのです。
つまり、渡り鳥は何かしらの方法で地球の磁気を感知しているということが分かりました。
研究者はその謎をさらに調べるために同様の実験を今度は光のある環境と、真っ暗な箱の中で行いました。
その結果、光のある環境では渡り鳥は北か南に板を蹴るのに対し、真っ暗な箱の中の渡り鳥は板を蹴る方向がランダムになることが分かりました。
これれの結果から、渡り鳥は磁気の感知に光が必要であるということが明らかになったのです。
つまり、光を感知する目の中で磁気を感知しているということが分かったのです。
鳥、すごいでしょ?
皆さんの中に磁気を感知できる人います?
たぶんいないと思います。
鳥はそれができちゃうんです。
鳥は人間よりもものをはっきりと見ることができる

鳥は片目に中心窩(ちゅうしんか)を2つ持っているといわれています。
中心窩というのは眼球中で一番ものをはっきり見ることができるポイントだと思ってくれればいいです。
ゴルフクラブやテニスラケットで言うところのスイートスポットです。
人間の目のスイートスポットは片目に1つずつで両目合わせて2個です。
そして、それは視野の40℃程度で40℃の中でも本当にしっかりと見えるのは、そのうちの10℃程度と言われています。
鳥はこのような視野のスイートスポットを片目に2つ、両目合わせて4つ持っているといわれています。
つまり、鳥は片目で人間の両目と同じ性能を持っているんです。
鳥の目ってすごいでしょ?
鳥の目の能力(ちから)はまだあります。
人間を含めた動物の目は当然血管が通っていて、時にはこの血管が影となって視界不良になることがあります。
でも、鳥の目は血管の血流が少なくても大丈夫なようになっています。
つまり、血流が少ない=血管が細い状態なので、血管が影を作りにくい特殊な構造を持っているのです。
これにより、鳥の目は人間に比べて周りの風景から細かいところまではっきりと見えているといわれています。
鳥、マジパネェだろ?
まとめ

今回、鳥の目の知られざる能力(ちから)についてまとめてみました。
鳥の目の持つ特殊能力は以下の通りです。
・第4の色が見える
・磁気を感知できる
・めっちゃよく見える
どう?鳥の目ってすごいでしょ?
これからは『鳥目』は褒め言葉として使おうな!!
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