こんにちは、働くニートおにぎりパンです。
先日、現在の職場近くの金刀比羅宮で年に一度の例大祭が行われたので、その様子を見てきました。
本記事では、毎年10月9~11日にかけて行われる金毘羅宮例大祭について紹介しようと思います。
それでは行ってみよう!!
~目次~
金刀比羅宮例大祭とは?
金毘羅宮例大祭は毎年10月9日~11日にかけて香川県琴平町の金毘羅宮で行われるお祭りです。
そもそも「金刀比羅宮」ってなに?
金刀比羅宮は香川県の神社です。
古くから非常に有名な神社で現在でも有名な観光地となっています。
正式名称は「金刀比羅宮(ことひらぐう)」ですが、「こんぴらさん」の名前で親しまれています。
「こんぴらさん」と聞いたほうがピンと来る人もいるのではないでしょうか?
こんぴらさんの観光地化は古く江戸中期まで遡ることになります。
このころには庶民の間で信仰が広がり、金毘羅参りに行くことが庶民の憧れとなっていたそうです。
その様子は浮世絵の巨匠「歌川広重」の東海道五十三次の一つ「沼津」にも描かれています。
観光地としての「こんぴらさん」は現代でも非常に有名で、お山の上にある神社に階段で登っていきお参りする必要があるということで、「階段だらけの神社」として知っている人も多いのではないでしょうか?
実際に金刀比羅宮本宮はお山の上にあり、785段もの階段を上っていかなければたどり着きません。
なかなかしんどいですよ(笑)
金刀比羅宮例大祭について
話を戻して、金刀比羅宮例大祭はその「こんぴらさん」で年に1度行われるお祭りです。
外から見ている分には10月9日~11日の3日間の間しか行事は行われませんが、神社の中で内々に行われる神事を含めると8月31日~10月11日まで一月半ほどの間行われていることになります。
とはいえ我々外の人間には対外的にお祭りが開かれる3日間のほうが大切なわけです。
ということで、10月9日~11日の3日間について紹介します。
10月9日
16時から宵宮祭(よいみやさい)という儀式が行われます。
場所はお山の上の本宮で「八少女舞」という舞を神様に捧げます。
ここを見に行く人はそんなにいないようです。
10月10日
我々下々の者にとってはここからが例大祭の本番です。
この日は「おさがり」という儀式が行われます(食戟のソーマに出てきそうな名前ですね)。
この「おさがり」という儀式はお山の上に祀られている神様を山の下門前町に運ぶ儀式になります。
儀式は21時に「御神幸(おみゆき)」という神事から始まり、毛槍、鳥毛をふるう奴が大神輿を先導し、馬と籠に乗った男女二人のお頭人、神輿を担ぐ神職、5人百姓、巫女、舞子、楽人、氏子など総勢約500人が約700mの行列となってお山の上の「御本宮」から約2km離れた「お旅所・神事場」へ移動します(今年は奴さんが夜8時頃から始まってました)。
その様はさながら平安絵巻のようです。
23時頃には全行列が「お旅所・神事場」への移動が終わり、「お旅所」で「行宮着御祭(あんぐうちゃくぎょさい)」が行われます。
「行宮着御祭」では雅楽の演奏と共に大和舞が奉納されます。
10月11日
朝10時には「献馬式(けんばしき)」、14時から「金刀比羅舞」、16時から「八少女舞」が行われます。
その後21時に山を下りてきてくださった神様を本宮に返す「還幸着御の儀」が執り行われ、前日21時に山を下ってきた行列が再び山へと帰っていきます。
行列最後尾の本宮到着をもって例大祭は終了となります。
金刀比羅宮例大祭の見どころは?
まさに平安絵巻!!「御神幸の儀」と「還幸着御の儀」
金刀比羅宮例大祭といえば10月10日の「おさがり」で見られる行列です。
正式には「御神幸」という名称です。
「御神幸」では毛槍、鳥毛をふるう奴が大神輿を先導し、馬と籠に乗った男女二人のお頭人、神輿を担ぐ神職、5人百姓、巫女、舞子、楽人、氏子など総勢約500人が約700mの行列となってお山の上の「御本宮」から約2km離れた「お旅所・神事場」へ移動します(下地図参照)。
その様は平安絵巻物から飛び出てきたかのようで一見の価値ありです!


▲琴平町観光案内図。青線が御神幸のルート。(出典:琴平町観光協会より)
御神幸を見る際には上の地図上においてオレンジの線(もしくは案内図で青四角)で示した場所で見学するとよいでしょう。
こんぴらさんの表参拝通りなどは、通りのお店の方々が見学者のために椅子を出してくれていたりするので、快適に見学できて特におすすめです。
また、行列の一行が神事場へ入っていく際に、「鞘橋」と呼ばれる神事でのみ渡ることが許される橋を渡っていきます。
そこで行列を待ち構えるのも面白いと思います。
ちなみに、2019年の例大祭では以下のように御神幸がやってきました。
20時過ぎごろから表参拝通りで奴さんが演武を初め、21時50分ごろに「御神幸」の先頭が表参拝通りに現れました。
そして、22時半ごろに行列のお尻の御神輿が表参拝通りを通過しました。
表参拝通りから鞘橋までは距離があるので、行列が鞘橋を通過したのが22時45分ほどでした。
他にも写真をたくさん撮ったんですが、夜間だったこともあり、シャッター速度の関係でぶれてる写真ばかりでした(´;ω;`)
写真うまくなりてぇなぁ~。
翌11日の21時より、今度は神事場から本宮へ神様をお返しする「還幸着御の儀」があります。
こちらも同様の行列を作って、今度は山に登っていくというわけです。
こちらは仕事の都合で見ることが叶いませんでした(´;ω;`)
神様に奉納される様々な「舞」や「出し物」
金刀比羅宮例大祭では「八少女舞」をはじめとし、「大和舞」や「金刀比羅舞」など多くの舞が奉納されるほか、特設ステージでも様々な出し物が催されます。
私は仕事の休憩を使って行ったので、あまり多くは見れませんでしたが、10月11日に行われていた「神楽」と「八少女舞」を見ることができました。
こういったものはお金を払ってもなかなか見られるものではないので、本当に貴重な機会に巡り合えたと思います。
皆様もぜひ例大祭に行ってみてください。
▲「八少女舞」。神様に奉納される舞です。雅楽の音とそれに合わせたゆったりした舞を見ることができます。
残念ながら、ここで時間が来てしまい、私は離脱しました(´;ω;`)
退散がてら特設ステージのほうを確認したら、八少女舞の後には、地元のダンス教室の小学生たちの発表会があったそうです。
本当に様々な催しがされているので、ぜひ行ってみてください。
やはりお祭りといえば「屋台」
お祭りといえば屋台ですよね。
これはもう何も説明はいらないと思います。
屋台は、金刀比羅宮ではなく神事場のほうに出ているのでご注意ください。
また、神事場はこんぴらさんの参拝通りから思ったより離れてるので、周囲に人がいなくなっても自分を信じて歩き続けることが大切です。
道に迷わないように気をつけてください。神事場ですからね!
アクセス・駐車場
アクセス
公共交通
JR
土讃本線琴平駅下車 徒歩20分(JR岡山駅より瀬戸大橋線経由の直通特急で60分)
私鉄
高松琴平電鉄琴電琴平駅下車 徒歩15分(高松築港駅より60分)
車
・瀬戸中央自動車道「坂出IC」より30分
・四国横断自動車道「善通寺IC」より15分
駐車場
周囲に有料駐車場が多数有り。
開催期間
毎年10月9日~11日(神事としては8月31日~10月11日)
観光の本番は10月10日の21時頃より始まる「御神幸」、通称「おくだり」です。
ですから10日から翌11日の夜まで楽しむのがいいと思います。
まとめ
毎年10月9日~11日の3日間に渡って香川県の琴平町で開催される「金刀比羅宮例大祭」についてまとめてみました。
いかがだったでしょうか?
今年は平日開催だったため人が少なかったですが、休日が被るととんでもない人がやってくるそうです。
御神幸の大行列なんかは本当になかなか見られるものではないので、皆さんぜひ行ってみてください。
ではでは~ノシ