生活

【誰でもできる】本を速く効率的に読む方法【速読術】

こんにちは、おにぎりパンです。

 

前回記事では読書速度を上げることによる、速読は可能なのかについて書きました。

結論として「トレーニング次第で読書速度が上がる可能性は十分にある。しかし、一般人の10倍や100倍といった速度になることはあり得ない。せいぜい3倍前後までではないか。」という内容を提示しました。

 

本記事では、「読書速度を上げる」とは別のアプローチで本を早く読む方法を紹介します

結論を書いてしまうと、ずばり「読む部分を削る」ことです。

狭義の速読の条件に「全文を読む」というものが入っていたと記憶しているので、ここで紹介する方法は、広義での速読方法「読み飛ばし」になります。

 

速読できる本とできない本

初めに確認しておきますが、本記事で紹介する速読法はすべての本に使えるわけではありません。

まず初めに、この手法が使える条件を確認しましょう。

自分の読みたい本が速読に適しているのかを確かめてみてください。

 

速読に適している本

情報性の高い本は速読に適しています。

例えば、「ビジネス書」「実用書」「研究論文」などがこの条件に当てはまります。

これらの本は、その本の “核” となる、著者が一番伝えたい情報、と読者が知りたい情報さえ読み取れればいいので、読まなくても内容理解に指し障りのない部分が多数存在します。

そういった部分を読み飛ばすことで速読が可能です。

 

速読に適さない本

ストーリー性が強かったり、世界観に没頭することが重要となってくる本には、この速読法は適しません。

例えば、SFやミステリーなどの「小説」「文学作品」が該当します。

内容を読み飛ばすことでストーリーなども読み飛ばしてしまい、その本を楽しむことができなければ本末転倒です。

この手の本は速く読むことにこだわらず、自分のペースで楽しみましょう。

 

速読できない本

情報性の高いビジネス書でも読者の知識が足りない場合は速読できません。

このような本は仮にゆっくり読んだとしても内容を理解できないはずです。

 

実例を挙げてみましょう。

たまたま私の手元にあった「放射化学概論【第3版】」に書いてある内容を抜粋します。(3版は水色ではなく黄色です。)

 

4.1.1 α 線

α線はα粒子,すなわち原子核から放出された4Heの原子核である。放出の直後は数MeVのエネルギーのHe2+イオンであるが(4Heは重いので10 MeVでも高速の8%程度の速度にすぎない),物質中で大部分のエネルギーを失うとともに周囲の系と電子のやりとりをしつつしだいに中和され,進路(飛跡)の末端近くでは中世のHe原子になっている。α線のエネルギーはおよそ2 MeVから12 MeVの範囲で,核種によって固有な一定の値をとる。α線のエネルギーはα壊変の半減期と関係があり,ある放射壊変系列では短寿命の核種から放出されるα線のほうがエネルギーが大きい。

放射化学概論【第3版】P59 より

 

放射線関係の研究や仕事をしている人以外は、さっぱり意味が分からないのではないかと思います。

このように、ゆっくり読んだとしても内容を理解できない本は速読できません。

というか、しても情報が何も入ってきません。

時間の無駄です。

読みたければ最低限の基礎知識をつけるか、説明してくれる人と共に読みましょう。

 

速読の鍵は読む部分を選ぶこと

速読のコツは必要なところだけを選択して本を読むことです。

でもどこを読んだらいいかわからないよ~

と思った方、安心してください。

読むべき部分をピックアップするコツを紹介しましょう。

基準は以下の通りです。

  • 読むべき場所:おもしろそう・知りたいと思ったところ
  • 読む必要のない場所:興味が惹かれない・すでに知っているところ

上記の基準を意識しながら、これから紹介する手順に則って読む場所と読まない場所を選別していきましょう。

 

本の表紙

まず初めは本の表紙を見てみましょう。

表紙からだけでも意外と情報は読み取れます。

 

タイトル

本のタイトルからその本が何について書かれているものなのか、ある程度推測できると思います。

まずは本の内容を予測してみましょう。

 

本の見どころを大きく書いてある場合が多いです。

見逃さないようにしましょう。

 

著者の新刊情報などの場合はハズレです。

新刊に興味が無ければスルーしましょう。

 

著者プロフィール

ここは好みが分かれますが、研究論文の場合はその人物の所属や知名度は論文を信じられるかどうかの指標として重要です。

おそらくビジネス書や自己啓発本の場合も、著者の経歴や著名人かどうかで内容を信じるかどうかを無意識に選択していると思います。

 

「私は内容でその本の善し悪しを判断する!!」「誰が言ったかは重要じゃない!!何が書いてあるかが大事なんだ!!」という方はここは飛ばしても大丈夫です。

 

読むか読まないか判断

まず、ここまでの情報で読むか読まないかを判断しましょう。

その本が気になったり、面白そうと思ったら次の項目に進みましょう。

ピンと来なかったらその本は読まなくていいです。

すぐに本棚に戻してください。

 

本の目次

次に、本の目次に目を通します。

 

章や小見出しで内容と読むべき部分を判断

目次に書いてある内容だけで各章で書いてある内容をある程度推測できます。

それをもとに、自分に必要な部分を抽出し、不要な部分を削っていきましょう。

 

章のページ数に注目

また、各章のページ数にも着目しましょう。

ページ数が多く割り振られている章は著者が伝えたい情報が多い傾向にあります。

つまり、そこにその本の「情報の核」が眠っている可能性が高いです。

 

逆にページが多く割り振られているところに興味がない場合は、別の本を探したほうがいいかもしれません。

 

読むか読まないか判断

気になるところがあった場合は次の項目に進みましょう。

ここまで目を通してピンと来なかったら、それは読む必要のない本か縁のなかった本です。

素直に本棚に戻しましょう。

 

まえがき・あとがき・翻訳者コメント

次に目を通すのはまえがきとあとがきです。

洋書の場合は翻訳者コメントも書いてあります。

そちらも目を通しましょう。

ここにもいろんなことが書いてあります。

 

本の要約

これが書いてあった場合は非常にラッキーです。(書いてない場合もあります)

この本について著者が内容をまとめてくれているわけですから。

この要約を使うと書いてある内容をけっこう正確に予測できます。

つまり、読むべき場所と読まなくてもいい場所をより明確に分けることができます。

また、この本から何を学び取りたいかを明確にしましょう。

 

著者の書きたいこと

著者が何を伝えたくて(書きたくて)この本を書いたのか書いてある場合が多いです。

ここで著者が伝えたい内容とその章を確認しておきましょう。

それが自分の知りたいこと、気になることと合致していれば、その本を読むことをお勧めします。

 

逆にミスマッチしていた場合は同系列の別の本を探したほうがいいでしょう。

 

謝辞

読まなくていいです。

 

読むか読まないか判断

ここまで読んでみて、「読みたい!」と思ったらその本を読みましょう。

「なんか違うな~」と思った場合は、それは読む必要のない本か縁のなかった本です。

素直に本棚に戻しましょう。

 

本文

ここまで「表紙」→「目次」→「まえがき・あとがき」を読んで読むべき場所を選んできたと思います。

あとは選んだ場所を読むだけです。

ただし、選んだ場所の中でも読まなくてもいい部分もあります。

それは、「著者の経験」「自分語り」です。

ビジネス書や自己啓発本に多分に含まれていて、不要な部分です。

これらの部分は著者の主張を補強する材料でしかないので、主張を読み取るには不要です。

 

研究論文では「苦労した部分」などが当たります。

同様の実験系を再現するなら重要な情報ですが、そうでない場合は不要です。

 

まとめ

今回、「読む部分を削る」というアプローチでの速読法を紹介しました。

要約リスト
  • 読むべき部分を選ぶことで本の速読ができる
  • 速読できる本は情報性の高い本かつ自分が十分理解できる内容の本のみ
  • 本文を読む前に「表紙」「目次」「まえがき・あとがき」を読んで、その本を読むか読まないかを判断しよう。この時に、どの部分を読んでどの部分を読み飛ばすかを考えよう
  • 本文中にも読まなくてもいい部分はある。「著者の経験」や「自分語り」は読み飛ばしていい

本の一部しか読まないという選択は、はじめのうちは結構勇気のいる決断だと思います。

やったことのない人は一度、だまされたと思ってやってみてください。

短時間でその本の内容を理解できますよ。

「せっかく買ったのに」と考えてしまう人は図書館で試してみましょう。

慣れるまで少しかかりますが、慣れれば読むのが遅い人でも1時間で1冊程度読めるようになると思います。

 

余談ではあるのですが、実はこれと同じことを多くの人は無意識にやっていたりします。

それはパソコンで情報収集をするときです。

「今度、旅行に行くんだ~」って時に多くの人はインターネットを使って旅行先について調べるのではないでしょうか?

その時、ほぼすべての人は無意識に自分の知りたい情報だけを選んで読み取っていると思います。

旅行先に行ったブログ記事を読んだとき、全文を読む人が何人いるでしょうか?

たいていの人はページをスクロールして、気になる見出しを探して、そこだけ読むのではないでしょうか?

それと同じことを本でやればいいんです。

そう考えたら意外と簡単そうに思えませんか?

物は試しでやってみてください。

 

ではでは~ノシ

ABOUT ME
おにぎりパン
名前:おにぎりパン 年齢:アラサー 生息地:石川県産,広島在住 職業:大学院生 趣味:旅行,映画,ラジオ